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FXとは関係がありませんが、昨年に話題になったハリーポッターの翻訳家が脱税で指摘を受けたことは記憶に新しいところです。 この事件の報道でスイスに居住地を移しても日本人は日本で納めなければ駄目なんだと思われたか方も大勢いらっしゃると思います。 この事件で海外を活用した節税スキームについて考えてみたいと思います。 日本の納税制度は属地主義であり、日本人は居住地によって課税されます。 これは収益の場所が他国であっても日本に住んでいれば日本で申告する必要があります。 これに対してアメリカの場合は属人主義であり、アメリカ人がどこの国に住んで収益を上げようが、アメリカに納税しなければなりません。 アメリカはそれこそ地の果てまで追いかけられるといった感じですね。 それだけにアメリカ人は節税が上手です。 ではなぜ翻訳家はスイスに居住しているにもかかわらず、日本の納税を強いられたのでしょうか。 答えは実態がどうであったかの判断です。 この方はスイスに居住を開始した後も日本に滞在していることが非常に多かったのです。 それと日本の会社の代表取締役にもなっており、主要な利益がその会社を通してスイスの個人に送金されていましたから日本居住者としてみなされたのです。 日本の住民票を抜いて海外で居住権を得ておけばいいと、簡単に考えてしまう人も多いようです。 昔はこれで問題が起きなかったこともあったのかもしれません。 税務当局は当然にこのようなことを防ぐために判断基準を細かく変えていきます。 特にこの方の場合は有名であり、有名となった翻訳で巨額の利益を得ているのですからマークされて当然です。多額の利益が本人の目をくらませてしまったのでしょうか。 この場合には翻訳家が受け取る報酬のスキームを最初から変えなければ防ぎようがありません。 まず、日本の会社の代表者にならない。 そしてスイスに居住後は日本の滞在期間の合計がスイス滞在期間よりも半分以下になるようにする。 更に日本から本人名義の口座では受け取らずスイス法人或いはオフショア法人で受け取る。もちろん、その場合でも本人が代表者に就いてしまっては面倒でしょう。 これだけしたとしてもこれほどの有名人がマークされている状態を振り切れるかわかりません。 しかし、今回の判断基準からすれば既にスイスで納税しており、スイス側も納税してほしいわけです。スイスと日本の税務当局との間で話し合った結果、日本の滞在数などが致命的になっていることを考えれば、若干お得なスイスの納税で済んだかもしれません。 ただこの段階では翻訳者は納得できないとして不服の申し立てもしているようですが、難しいですね。 さて、実際に海外に居住するというのは資金の問題だけではなく、仕事や家庭などの理由で難しいという方も多いはずです。 では、こう考えてみてはどうでしょうか。 自分は国内にいながらも、スイス人に動いてもらう。 もちろん、全て自分の意志で動き、そのスイス人が不正できない状態に出来ること。 これであればそう難しいこともなく、誰でも出来そうですよね。 もちろん、海外の口座のお金が自由に使えるというのが前提です。

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